乾燥肌の方にとって、季節ごとの自然の乾燥のほかに、毎日の空調設備などによって知らず知らずのうちに空気の乾燥に直面して生活しているので肌への乾燥対策は重要項目だと思います。特に会社やお店など、ご自分の家以外では空調の調節さえできない場合があると思います。
空気の乾燥により肌がカサカサになったり、肌荒れがすすんでシワにもなりやすくなり、乾燥肌は痒みを引き起こしてしまいます。
乾燥肌というのは、肌の角質層から水分が少なくなってしまったり、皮脂の分泌が足りなくなってしまったりしている状態のことですが、この角質層の働きは、肌を外界の刺激から守ってくれる機能があります。それが乾燥によって角質層が弱まると、肌の表面は無防備な状態になってしまうわけです。
角質層にはNMFという天然保湿成分がありますが、これがたくさんあると、保湿力があり潤いある肌を保つことができるということです。
外での対策はスキンケア化粧品で保湿を保つようにして、家に帰ったらキチンとケアを心がけましょう。
そのためのお手入れとしては
1.乾燥肌の人は硫黄入りの洗顔料や入浴剤を使用しないようにする
(脂性肌の人は、皮膚科ですすめられて使用することがありますが、これは肌を乾燥させるためです)
2.40度以上のお湯で洗わない(洗顔はぬるま湯が基本)
3.タオルで皮膚をこすらない(上から押さえるように)
このあたりの基本を押さえる必要があると思います。
洗顔の際の泡にも注意が必要です。手で泡立てず顔にこすりつけて泡立ててはいけません。乾燥肌にとっては刺激になります。しっかり泡立ててから洗顔することが基本です。